転々

 会社の帰りに、テアトル新宿で三木聡監督の「転々」を観てきた。

 オダギリジョー演じる大学8年生の若者と三浦友和演じるコワモテの借金取りのオヤジのコンビがひたすら東京の街を歩きたおす東京限定ロードムービーといった感じの作品だ。
 物語に特別なヤマ場があるわけではなく、「時効警察」(残念ながら未見)や、かつての「シティボーイズ・ライブ」を思わせる監督特有のコネタを多数盛り込みながら映画は淡々と進行するのだが、とにかくこの二人組が醸し出す少々の哀愁を伴った脱力感が絶妙だった。特に三浦友和演じる「福原愛一郎」というお茶目な名前の借金取りのオヤジがとても味わい深い。
 後半は小泉今日子と吉高由里子が加わり、オダギリ、三浦とともに下町のニセ家族を構成。ウェットにならない程度のささやかな団欒があり、そして二人は散歩の最終目的地、霞ヶ関へと向かう・・・。

 私に馴染み深い墨田区や江東区、また浅草などの東京下町や、会社のある新宿界隈も多く登場するなど、東京に住んだことがある人なら、ついつい自分の知っている風景を映画の中で探してみたくなるような作品だ。また、公式HPにて展開されている「東京お散歩ラリー」には、私が親父と時々訪れる東向島のお寿司屋さんが紹介されており、嬉しかった。

 というわけで、私もどこかの町で岸部一徳に出会うことを期待して(いいことがあるらしい)、小春日和の東京をのんびり散歩してみたくなった。「愛玉子」という水菓子?も食べてみたいな~。
 DVD出たら買うかも

この記事へのコメント

bozzie
2007年12月09日 20:57
楽しそうな映画だね。
オダギリジョーはちょっと力の抜けた役どころだとすごくいいです。『東京タワー』でもいい芝居してました。
キョンキョンも最近映画によく出て存在感だしてるようです。
映画館行きたいんだけど、仕事忙しすぎてねー。

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  • 【2007-175】転々

    Excerpt: 人気ブログランキングの順位は? 歩けばわかる、やさしくなれる 目的地 霞ヶ関 期限 無し ひとりぼっちの男ふたりの、 心ほどけるとぼとぼストーリー Weblog: ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!! racked: 2007-12-10 20:52